調整設定に使用するベース画像と、読取用にアップロードする画像が同じレイアウトであっても、レイアウトの特徴やスキャン画質によって読取範囲がずれたり、画像が歪んでしまうことが稀に発生します。
自動補正がうまく機能しない場合のチェックポイントと対応
自動補正は、テンプレート側の設定画像とアップロードした画像の特徴点(罫線、罫線の交点や角、文字)をAIがマッチングしていますが、自動補正の結果、アップロードした画像が正しく自動補正されすに歪んでしまうこともあります。
<チェックポイント>
帳票設定に使用した画像のレイアウトと、アップロードした画像のレイアウトが同じであるかを確認します。例えば請求書の全体レイアウトは同じでも、明細部分の行数に差があるだけで、そのズレを補正するがために全体が歪んでしまうことがあります。
<対処方法>
- 対処方法1:帳票設定に使用する画像は、内容(記載の埋まり具合)やスキャン画質が平均的なものを使用します。
- 対処方法2:帳票設定に使用する画像の書き込み部分(文字量が変化する部分。例えば請求書の明細表内の文字)を画像編集ソフトで消して空白にします。文字を減らすことで罫線を特徴点として際立たせることで、自動補正が適切に機能するケースは多くあります。
- 対処方法3:人の目にほぼ同じレイアウトでも上記対処をしても歪みが解消されない場合は、別の帳票として扱うことも対応の一つとなります。
位置ずれや歪みが解決されない際は、帳票定義(XML)と歪んでしまうサンプル画像をサポート窓口までお送りいただければ、改善できるかを検証いたします。