「画像補正設定」を使用して特定の色の文字だけを読み取ることが可能です。
以下の画像を例にして説明します。
色背景除去(HSVモデル)で赤色の文字だけを読み取る方法
色背景除去(HSVモデル)は、指定された色以外にフィルタをかける機能となります。デフォルトでは、黒色以外にフィルタをかける設定値になっています。
赤色の文字だけを読み取りたい場合は、以下のように設定値を調整することで可能となります。
帳票設定画面の左側メニューの「画像補正設定」をクリックして、カラー画像タブのフィルタで「色背景除去(HSVモデル)」を選んで、各数値を変更します。
色の設定値については、Windowsのペイントソフトなどで調べることができます。設定値は、ある程度幅をもたせてください。
数値を設定したら「プレビュー」を押して、「現在の画像」を選んだまま「プレビュー」をクリックします。画像補正後の状態=OCR時の画像を確認できます。
以下のように赤文字だけが残ります。
RGB係数の設定で赤色の文字だけを読み飛ばす方法
RGB係数の比率を変更することで色味を除去できます。比率が1.0に近い数値の場合、その色味が除去される比率があがります。
赤色を読み飛ばしたい場合は、以下のようにRedの比率を上げて、GreenとBlueを下げる調整をします。
数値を設定したら「プレビュー」を押して、「現在の画像」を選んだまま「プレビュー」をクリックします。画像補正後の状態=OCR時の画像を確認できます。
以下のように赤文字だけが消えます。
画像補正設定しても読み取れない際は最適な設定方法のご提示も可能ですので、実際の帳票添付にてサポート窓口までお問い合わせください。