読取範囲のグループ設定が可能であれば、データ加工設定の「読取範囲グループ行分割」を使うことで、複数項目を縦1列にCSV出力はできます。
ただ、レイアウトとしてグループ設定が出来ない場合は、個々に独立した位置に点在する複数項目をデータ加工設定の「文字列フォーマット」で間に|(縦棒)を入れてつなげることで、縦1列にCSV出力することが出来るようになります。
以下の説明は、A列、B列、C列の項目をD列に縦1列に出力する例となります。
文字列フォーマットの設定
A列、B列、C列の項目を間に|(縦棒)を入れてつなげる方法は、データ加工設定の「文字列フォーマット」を使用します。
- 入力列にA列、B列、C列を指定します。
- 出力列にD列を指定します。
- パラメータ1に「%s|%s|%s」と入れます。一つ目の%sはA列の内容を指し、二つ目の%sはB列、三つ目はC列の内容を指します。次の工程でグループ行分割をするために間に |(縦棒)を入れます。
読取範囲グループ行分割の設定
文字列フォーマットで分かれている列をつなげたら、データ加工設定の「読取範囲グループ行分割」を使用して、|(縦棒)をキーとして縦に並べます。
- D列を |(縦棒)をキーとして分割するには、入力列と出力列にD列を指定します。
- つなげた後のA~C列をCSV出力させたくない場合は、読取範囲設定で例えばA~C列をH~J列にあらかじめ変え、データ加工設定で縦1列に出力したい列をG列に指定します。その後に、「CSV設定」の「CSV列破棄」をGと設定すると、G列までが出力され、H列以降は出力されない設定になります。