リビジョンは標準API V2仕様書の「(2)ワークフロー設定取得API」にて必須設定項目となっています。ここではリビジョンに関してよくある質問をご紹介いたします。
リビジョンの変更・確認方法について
ワークフローのリビジョンは、ワークフローの設定を保存するごとに1つ増加します。具体的には、リビジョン2の状態のワークフローの編集画面を開き、「保存して閉じる」を押すという操作を行うと、リビジョンは3に変動します。
各リビジョンの設定内容を確認したい場合は、「読取ユニット状態取得API」においてリビジョンを指定することで、該当のリビジョン時の設定内容を取得することが可能です。
<具体例>
リビジョン2の状態ではデータチェックをOFF、リビジョン3ではデータチェックをONにしていた場合に、2と3で「読取ユニット状態取得API」を実施すると、以下のようなレスポンスが返されます。
- リビジョン2
"ocrKindType":1,"dataCheck":false,"dataProcessing":true,
- リビジョン3
"ocrKindType":1,"dataCheck":true,"dataProcessing":true,
リビジョン〇の時に設定していた内容を確認するというように、ご使用いただけたらと存じます。
リビションに関するエラー
ワークフロー設定取得APIのリビジョンを設定して実施したところ、「120001 指定のリソースは存在していないか、アクセスできません。」というエラーとなるワークフローがあります。
当製品は最新の3つのリビジョンのみを保存し、それ以前の古いリビジョンに関しては、ワークフロー設定更新が発生(新しいリビジョンが追加)されるタイミングで削除処理を行っています。そのため、このエラーが発生した場合はリビジョンが削除されている可能性があります。
ただし、削除する際、"紐づくユニットが無いリビジョン"という条件があり、登録済みのユニット(読取ユニットを作成した)と紐づいているリビジョンは削除されない仕様となっているため、4つ以上のリビジョンも存在は可能です。ユニットが削除された場合は、新しいリビジョンが追加されるタイミングでそのリビジョンは削除されます。
<具体例>
リビジョンが6の状態とユニットを2つ作成している状態でご説明します。
■リビジョンが6の状態
- リビジョン1→エラー
- リビジョン2(ユニット有)→情報取得可能
- リビジョン3→エラー
- リビジョン4(ユニット有)→情報取得可能
- リビジョン5→情報取得可能
- リビジョン6→情報取得可能
この場合、リビジョン2は紐づくユニットがあるので情報取得が可能ですが、リビジョン1とリビジョン3を指定するとエラーが発生します。
この状態でリビジョン2のユニットを削除した場合は、リビジョン7が追加されるタイミングでリビジョン2の情報が削除されます。
「120001 指定のリソースは存在していないか、アクセスできません。」というエラーが発生した場合、お手数ですが、読取ユニットを作成して現在のリビジョンを確認し、最新の3リビジョン以前のリビジョンを指定していないか、ご確認いただきますようお願いいたします。