読み取る内容が事前に判明している場合のみ、その内容をユーザ辞書に登録した上で辞書変換を使用することで、誤読の程度によってはユーザ辞書による変換機能で修正できます。
変換例:
参照キーに「株式会社第二オフィス産業」と登録して、読取結果が「株式会社第三オフィス産業」の誤読の場合に、以下の尤度閾値を1.0よりも下げることで、正解である参照キー「株式会社第二オフィス産業」を出力します。
辞書変換機能を使用するには、事前にユーザ辞書を登録する必要があります。
ユーザ辞書の登録方法は「ユーザ辞書の概要」を参照ください。
ユーザ辞書の登録後、対象となる読取範囲の詳細設定(ユーザ辞書のOCR時の適用)で、以下のように辞書変換の設定を行います。
- 辞書変換:行う
- ユーザ辞書:登録済の辞書
- 出力列:参照キー
- 参照キーに「株式会社第二オフィス産業」と登録して、読取結果が「株式会社第三オフィス産業」の誤読の場合に、以下の尤度閾値を1.0よりも下げることで、正解である参照キー「株式会社第二オフィス産業」を出力します。
- 尤度閾値:文字列の長さや想定される誤読に合わせて、数値を変えながらベストな値を調整します。1.0が完全一致のため、0.9、0.8、0.7と段々と一致率を下げることで、どの程度の尤度だと変換されるかが分かりますので実際のサンプル画像を読み取りながら最適な尤度をお試しください。