Excelにおいて、数値を文字列形式で表示することで数値が他の形式に変換されることを防ぐことが可能です。
対応方法には、以下の2つがあります。
A: Excelの「外部データ取り込み」機能でCSVファイルを文字列形式で取り込み
B: データ加工設定で全ての文字の先頭に「’(シングルクォーテーション)」を付与
A: Excelの「外部データ取り込み」機能でCSVファイルを文字列形式で取り込み
- まずExcelを空白のブックで開きます。
- 次に、Excelの画面上部にあるタブから「データ」タブをクリックし、「外部データの取り込み」欄内の「テキストファイル」をクリックします。
- テキストファイルウィザードが表示されます。
- 「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」のラジオボタンを入力し、「次へ」をクリックします。
- 区切り文字の項目の「カンマ」のチェックボックスにチェックを入れ、データのプレビューが列毎に区切られたことを確認し、「次へ」をクリックします。
- データのプレビューより文字が変換されてしまう列をクリックして選択した後、列のデータ形式の項目より「文字列」のラジオボタンを入力し「完了」をクリックします。
- 最後に、データの取り込み画面で、データを出力するセルの位置を指定して「OK」をクリックすることで、一部文字の変換を防ぎつつ出力されます。
B: データ加工設定で全ての文字の先頭に「’(シングルクォーテーション)」を付与
出力したCSVのセルをダブルクリックすると表示上は「’」を見えないようにすることが可能です。
しかしながらあくまで表示上のものであり、「’」がデータに残る点をご了承ください。
■設定例:数値が出力されるA列に「’」をつけてCSV出力し、Excelで開いたときに文字列で表示させる方法
- データ加工設定:文字列フォーマット
入力列:A出力列:Aパラメータ1(フォーマット):'%s ※カラムの頭に「’」をセット※他の設定に影響させないよう、データ加工設定の1番最後に設定します。
- CSVを出力、Excelで開く
※セルをダブルクリックすると表示上「’」が消えます