出力するCSVの仕様として「"(ダブルクォート)」はフィールド囲みに使用されているため、OCRで「"」を読み取ると「\"」として出力されます。更に直後にカンマがある際は、CSV出力の際に区切り文字と認識されてしまい、意図せずにセルが分割されてしまう場合があります。
例えば、「Shibuya-ku, "Tokyo", Japan」と1つの読取範囲結果が、
のように2つのセルに分割されて、ヘッダー列とずれてしまいます。
同じCSVをテキストエディタで開くと以下となります。
Tokyoの直後のダブルクォートとカンマが、CSVの区切りと認識されます。
- もし「"(ダブルクォート)」が読取結果に想定される場合で、CSVの崩れを回避したい場合は、データ加工設定「文字列変換」で別の文字に変換してCSV出力をお薦めします。
A列の半角ダブルクォート(")を全角タブルクォート(”)に変換させる方法
- パラメータ1(変換対象文字列):¥"
- ダブルクォートは特殊文字のために左側に円マークを付けます。Macから利用する場合は¥の代わりに\(バックスラッシュ)を付けます。
- パラメータ2(変換後文字列):”
- 例として全角のダブルクォートとしていますが、任意の文字列を指定できます。