見積書や請求書など表形式の明細部分の読取範囲を指定する際にグループ機能を使用することで、列ごとにまとめて範囲指定することができます。
1. グループでの範囲指定
- 同じデータが縦に並んでいる場合は、カラム単位でまとめて範囲指定をします。
- CSVヘッダー名とCSV出力先カラム、読取条件を指定したら、右上の歯車ボタンを押します。
読取範囲の詳細設定画面の「グループ」タブで、今回の例では「縦」に5分割となるため「5」と入力して「設定」をクリックします。
- グループの設定をすると、分割した数の分だけ読取条件と読取テストボタンが自動で作成されます。
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一番上の読取条件を「コピー」ボタンを押すことで残り項目に反映することができます。
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この状態で保存をして読取をすると、CSVのA列には以下のように縦棒 ( | ) で区切られて出力されます。
- 上記は商品名の列の設定例となりますが、数量、単価、金額の列もグループで範囲指定したい場合は、各列毎に範囲指定とグループ設定が必要なります。
- 行数が多い帳票の場合は、指定した行数が実際の帳票と合っているかを視覚的に確かめるには、「座標確認」機能を使うとズレがないかを確認できます。
2. データ加工設定による表形式でのCSV出力
- 設定画面の左側のツールメニューから「データ加工設定」を選択します。
- 「読取範囲グループ行分割」を選択し、「入力列」と「出力列」にグループを設定した部分の出力列(例:A)を入力し、「確定」ボタンを押します。パラメータ(実行フラグ)は入力不要です。
- 「読取範囲グループ行分割」を設定をすると、出力されたCSVでは商品名は縦に並びます。
- 商品名、数量、単価、金額の4列を1列ずつ個別に「グループ」設定をして、「読取範囲グループ行分割」も4列分設定すると以下のようなCSV出力が可能となります。
関連情報:
- 明細部分の読取は縦(列)でグループ設定をすることが一般的ですが、横(行)でグループ設定をして分割することも可能です。「「横(行)や縦横(列×行)でのグループでの読取設定」を参照してください。
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範囲分割