旧UIからNew UIへ移行するための手順
旧UIで今まで利用してきた帳票データをNew UIに移行するための手順と具体的な説明をまとめました。ぜひ移行の参考にしてください。
旧UIとNew UIの違い
こちらに旧UIとNew UI の違いが記載されています。また、機能対照表 では実装スケジュールが確認できます。あわせてご利用ください。移行したい帳票に使われている設定やデータ加工が未実装の場合は、実装されるまでお待ちください。
移行スケジュールの策定
まずは移行スケジュールを社内やクライアントさんと事前検討をしていただくことを推奨いたします。帳票の種類によって移行にかかる期間は変わります。どのような順番で移行していくかを移行プロセスに沿って優先順位をつけた上で、移行作業を進めていきましょう。
移行プロセスは大きく分けて以下の通りとなります。
移行が必要な帳票を整理(旧UI)
↓
移行方法を選択(フォルダ単位インポートor設定ファイル(XML)エクスポート&インポート
↓
インポート作業を行う(New UI)
具体的な移行作業は、旧UI でご利用されている機能によって異なります。 「【パターン解説】New UI への移行プロセス」にて詳しく解説していますので、ご確認ください。
移行方法
旧UIからNew UIへの詳細移行作業フローは以下となります。
【移行方法1:組織一括インポート】
機能概要:仕分けルールを含む、全ての定型帳票(読取範囲の指定)を一括でインポートすることができます。
※一度インポートしたフォルダは、再度インポートすることはできません。但し、後述する「インポート履歴」の削除をすると、再度インポートすることができるようになります。
※インポート対象は定型帳票(読取範囲の指定)のみとなります。非定型帳票はフォルダを選択してもインポートされない仕様です。
※「フラグが立っていたら別のフラグを立てる」「フラグAとフラグBが立っていたら処理を実行する」といった、複雑な設定をしている場合はインポートで再現することができません。インポート後に手動で設定してください。
<組織一括インポート>
「組織管理者」の権限(管理レベル)を持っているユーザでログインします。
- ログイン後のホーム画面より一番右側にある「New UI」バナーリンクをクリックします。
-
画面上にある「インポート」ボタンをクリックし、プルダウンメニューから「組織一括」を選択します。
※ 「組織と権限の設定」画面で旧UI表示設定をした場合、画面上部のインポートバナーが表示されません。 - 組織一括インポート画面に入り、画面右下にある「インポート開始」ボタンをクリックします。
※Elastic Sorterを契約している場合は、全ての部署で作成した仕分けルール及び仕分けルールに基づくIntelligent OCRのフォルダがインポートできます。デフォルトではチェックが入っておりますが、インポート不要の場合はチェックを外してください。
- インポート履歴画面に遷移し、インポート状況を確認することができます。
-
インポート時刻のテキストリンクをクリックすると、「組織一括インポート履歴」画面に遷移し、【フォルダインポート】と【仕分けルールインポート】の履歴、インポートステータスをそれぞれ確認することができます。
※インポートエラーの場合は、インポート履歴を削除してから再インポートを試してみてください。再インポート時にもエラーが発生した場合は、お手数ですが、手動でのインポートをお試しください。
○【フォルダインポート】の履歴画面では、対象のインポートフォルダおよびフォルダの中に入っている帳票のインポートステータスを確認することができます。
※インポートエラーの場合は対象の帳票設定を旧UIでダウンロードして、New UIの「設定ファイルインポート」をお試しください。○【仕分けルールインポート】の履歴画面では、「Elastic Sorterにインポートされた仕分けルール」と「Intelligent OCRにインポートされたフォルダ」のインポートステータスを確認することができます。 - 「インポート完了」の場合は、画面左下にある「New UIに戻る」ボタンをクリックし、Intelligent OCRのホーム画面に戻ります。インポートしたフォルダと仕分けルールに対して、旧UIでの設定がNew UIに移行できているか、確認してください。
- インポートが正常終了しなかった場合は「インポート履歴」をクリックし、削除したいフォルダに対して「削除」ボタンをクリックします。
- インポート履歴削除のポップアップ画面が表示されます。画面右下にある「履歴を削除」ボタンをクリックすると、インポート履歴が削除され、再インポートができるようになります。※履歴を削除すると、再インポートできるようになります。ただし、New UIにインポート済みのフォルダと仕分けルールは削除されないため、必要に応じて手動で削除してください。
- インポート履歴を削除すると、インポート履歴画面の「履歴削除」のステータスが「削除」から「履歴削除済み」に変更されます。
【移行方法2:定型帳票フォルダ単位インポート】
機能概要:フォルダ単位でのエクスポート&インポートの作業を一括で実施できる機能です。
※一度インポートしたフォルダは、再度インポートすることはできません。但し、後述する「インポート履歴」の削除をすると、再度インポートすることができるようになります。
※フォルダ内にElastic Sorter の仕分けトレイとして設定されている帳票定義が存在する場合、インポートの対象とはなりません。後述の「Elastic Sorterインポート」をご確認ください。
※インポート対象は定型帳票(読取範囲の指定)のみとなります。非定型帳票はフォルダを選択してもインポートされない仕様です。
※「フラグが立っていたら別のフラグを立てる」「フラグAとフラグBが立っていたら処理を実行する」といった、複雑な設定をしている場合はインポートで再現することができません。インポート後に手動で設定してください。
<定型帳票フォルダ単位インポート>
「組織管理者」または「部署管理者」の権限(管理レベル)を持っているユーザでログインします。
- ログイン後のホーム画面より一番右側にある「New UI」バナーリンクをクリックします。
- 画面上にある「インポート」ボタンをクリックします。
- 「フォルダを選択」画面に入り、インポートしたいフォルダを選択します。
- フォルダを選択してから、画面右下にある「インポート開始」ボタンをクリックします。
- インポート履歴画面に遷移し、インポート状況を確認することができます。
- インポート時刻のテキストリンクをクリックすると、対象するインポートファイルおよびファイルの中に入っている帳票のインポートステータスを確認することができます。
※インポートエラーの場合は対象の帳票設定を旧UIでダウンロードして、New UIの「設定ファイルインポートをお試しください。
- 「インポート完了」の場合は、画面左下にある「New UIに戻る」ボタンをクリックし、Intelligent OCRのホーム画面に戻ります。インポートした帳票データに対して、旧UIでの設定がNew UIに移行できているか、確認してください。
- インポートが正常終了しなかった場合は「インポート履歴」をクリックし、削除したいフォルダに対して「削除」ボタンをクリックします。
-
インポート履歴削除のポップアップ画面が表示されます。画面右下にある「履歴を削除」ボタンをクリックすると、該当フォルダのインポート履歴が削除され、再インポートができるようになります。※履歴を削除すると、フォルダを再インポートできるようになります。ただし、New UIにインポート済みのフォルダは削除されないため、必要に応じて手動で削除してください。
-
インポート履歴を削除すると、インポート履歴画面の「履歴削除」のステータスが「削除」から「履歴削除済み」に変更されます。※フォルダ内にElastic Sorter の仕分けトレイとして設定されている帳票定義が存在する場合、インポートの対象とはなりません。後述の仕分けフォルダ単位インポート機能をご利用ください。
※「フラグが立っていたら別のフラグを立てる」「フラグAとフラグBが立っていたら処理を実行する」といった、複雑な設定をしている場合はインポートで再現することができません。インポート後に手動で設定してください。
【移行方法3:Elastic Sorter インポート】
機能概要:Elastic Sorter の全てのルールで、旧UIの設定を一括再現できる機能です。Elastic Sorterを使用している場合は、ご利用ください。
※ Elastic Sorterは仕様上、部署単位・仕分けルール単位での移行は行えません。あらかじめご了承ください。
<Elastic Sorter インポート>
「組織管理者」の権限(管理レベル)を持っているユーザでログインします。
- ログイン後のホーム画面より一番右側にある「New UI」バナーリンクをクリックします。
-
Elastic Sorter 画面の表示
ログインするとホーム画面が表示されます。右側の「」アイコンをクリックし、プルダウンメニューより「Elastic Sorter」を選択します。
- 画面上にある「インポート」ボタンをクリックします。
- 「仕分けルールのインポート」画面に入り、画面右下にある「インポート開始」ボタンをクリックします。
- インポート履歴画面に遷移し、インポート状況を確認することができます。
-
インポート時刻のテキストリンクをクリックすると、「Elastic Sorterにインポートされた仕分けルール」画面では、インポートされた仕分けルール名と所属部署名、インポートステータスを確認することができます。
※インポートエラーの場合は、インポート履歴を削除してから再インポートを試してみてください。再インポート時にもエラーが発生した場合は、お手数ですが、手動でのインポートをお試しください。
- インポートされたトレイ数やトレイ名を確認するにはElastic Sorterのホーム画面に戻って「仕分けルール編集」をクリックし、インポートされたトレイ情報をご確認ください。
-
「Intelligent OCRにインポートされたフォルダ」画面では、全ての部署で作成した仕分けルールに基づくIntelligent OCRのフォルダと、フォルダ内の全てのワークフロー(仕分けトレイに設定されていなものも含む)のインポート状況を確認することができます。
※非定型帳票はインポート対象外です。
- 「インポート完了」の場合は、画面左下にある「Elastic Sorterに戻る」ボタンをクリックし、Elastic Sorterのホーム画面に戻ります。インポートした仕分けルールに対して、旧UIでの設定がNew UIに移行できているか、確認してください。
- 「Elastic Sorterにインポートされた仕分けルール」タブの、ステータスが「インポートエラー」の仕分けルールは、インポートが正常に終了しておりませんので、「削除」ボタンをクリックします。
- インポート履歴削除のポップアップ画面が表示されます。画面右下にある「履歴を削除」ボタンをクリックすると、該当仕分けルールのインポート履歴が削除され、再インポートができるようになります。※履歴を削除すると、仕分けルールを再インポートできるようになります。ただし、New UIにインポート済みの仕分けルールおよびワークフローは削除されないため、必要に応じて手動で削除してください。
- インポート履歴を削除すると、インポート履歴画面の「履歴削除」のステータスが「削除」から「履歴削除済み」に変更されます。
【移行方法4:設定ファイル(XML)エクスポート&インポートダウンロード】
ステップ1:設定ファイル(XML)エクスポート(旧UI)
- ログイン後のホーム画面より一番左側にある「Intelligent OCR」バナーリンクをクリックします。
- ドキュメント一覧から移行したい帳票に対して「•••」アイコンをクリックし、「定義を編集」を選択します。
- 帳票設定画面の画面左のメニューから「設定ファイルダウンロード」をクリックします。
- 以下のダイアログボックスが表示されたら「OK」をクリックします。
- PCの「ダウンロード」フォルダなどにファイルが保存されます。※ダウンロードした設定ファイルはメールに添付して送ることもできます。
ステップ2:設定ファイル(XML)インポート(New UI)
- ログイン後のホーム画面より一番右側にある「New UI」バナーリンクをクリックします。
-
フォルダの右端の[︙]から[設定ファイル(XML)インポート]をクリックします。
- インポートしたいファイルを選択またはドロップし、「インポート」ボタンをクリックします。
- インポートが完了しましたら、「閉じる」ボタンをクリックします。※データが破損している場合など非対応のXMLをアップロードすると、エラーとなりインポートできません。
旧UIのインポート時の注意事項
旧UIの帳票をインポートする際に、New UI に対応する機能が存在しない場合や、対応する機能の仕様が異なる場合には、その設定情報が再現されません。以下のリストを参考にして、代替機能がある場合はインポート後に設定をお願いします。主なものはフラグ関係のデータ加工です。
New UI でインポート対応していない機能や設定項目の一覧
旧UIのインポート非対応項目 | 詳細 | 代替機能・設定方法 |
非定型帳票のXML | DX Suite(従来版)の非定型帳票のXMLはインポートできません。 | New UI でプリセット(項目選択)の新規設定をお願いします。 |
読取範囲のグループ設定時のマークシート・押印の比較率 | デフォルト値「1.2」以外の数値に指定した場合、New UIでは手動で比較率を再設定をする必要があります | |
テーブル機能の設定値 | New UI ではテーブル機能がないためインポートされません。 | |
CSV列出力上限数 | New UI ではCSV列出力上限数を設定する機能がないためインポートされません。 | |
CSVヘッダー出力 | CSVヘッダーの出力設定は設定ファイル(XML)に反映されない為、New UIにインポートされません。 | |
データ加工設定(同等機能がないためにインポート非対応)
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左記のデータ加工設定はNew UI にはない機能のためインポートされません。 |
New UI で利用できるデータ加工設定はこちらをご参照ください。 |
フラグクリア |
フラグクリアは実装上不要のため、New UIでは廃止されました。 |
旧UIのフラグ機能の再現方法はこちらをご参照ください。 |
「フラグが立っていたら別のフラグを立てる」「フラグAとフラグBが立っていたら処理を実行する」といった、複雑な設定
|
条件付きデータ加工で自動的に再現できないため、インポートされません。 |
New UI の条件付きデータ加工を手動で設定してください。再現方法はこちらをご参照ください。 |